院長ブログ

じんましんについて

2019年05月20日

じんましんは膨疹(皮膚がもりあがるような湿疹)、紅斑、かゆみの症状が急激に起こる病気です。原因は多岐にわたり、薬物、食物、感染、吸入抗原、虫刺され、心因、寒冷、温熱などがありますが、じんましんのうち半分以上は原因が特定できない「特発性じんましん」です。

じんましんの治療は抗ヒスタミン薬の注射や内服などです。また、じんましんの原因が特定できれば、それを避けることも重要です。アナフィラキシーの既往がある場合にはエピペンを所持していただく場合もあります。

じんましんの多くが数時間から数日で消失しますが、1カ月以上持続するじんましんは「慢性じんましん」と呼びます。慢性じんましんに対しては、お薬を調節しつつ継続することが必要になります。

スギ・ダニ免疫療法について

2019年05月10日

今シーズンも花粉飛散量は多く、鼻水、鼻づまりや目のかゆみで苦しんだ方は多いのではないでしょうか。私もその一人です。

当院では令和元年6月からスギ花粉症・アレルギー性鼻炎に対する、スギ・ダニの舌下免疫療法を始めます。免疫療法とは、アレルギーの原因となっているアレルゲンを繰り返し投与することにより、体を慣らし、症状をやわらげる治療法です。

舌下免疫療法は、アレルゲンを舌の下に投与する免疫療法で、5歳以上の患者様が適応となります。初回投与時は30分院内にいていただきます。自宅で1日1回舌下錠を舌下に保持するのを、少なくとも2年間は継続することが必要です。投与前後、最低2時間は激しい運動、アルコール摂取、入浴を避けることが必要です。受診は4週間に1回となります。

8割前後で有効性が認められており、治療期間は長期になりますが、根本的な体質改善を目指す方にはおすすめです。

診療時間

診療カレンダー

診療時間は変更になる場合があります。詳しくは最新のお知らせをご確認ください。

アクセス

東京都足立区六町2-7-21 サンテシアビル3階
つくばエクスプレス六町駅A1出口より徒歩5分。
駐輪場・駐車場あり(建物のすぐ裏)。